「第2回ビビンの会~ともだち作ろう~の報告

 

 

 9月23日(日)総会後、「第2回ビビンの会〜ともだち作ろう〜」を開催しました。今回は当基金の禹守根代表が上海から来日、禹代表を含む4名の韓国人と、中国人日本人のお客さまがそれぞれ1名来てくださいました。これにスタッフ10名が加わり、合計16名でスタートしました。今回は主に「他己紹介」と「テーマに基づくグループディスカッション」を行ないました。他己紹介では、グループ内でペアを作って、それぞれが相手のことをインタビューします。そして聞き出した情報をもとに皆に相手を紹介します。他人を紹介するということで、みなさん真剣にかつ笑いを交えながらインタビューしていました。紹介の時間では、お互いに特徴をとらえて分かりやすく説明していました。一人一人の意外な一面を知ることができて驚きや発見がありました。ただ、皆さん共通していたのは、日韓の協働や歴史、アジアの子どもたちへの貢献に興味・関心があるという点です。ビビンの会に集まった人々の思いを再確認する場面でした。

                           他己紹介の面々


「ディスカッション」では、韓国と日本の習慣や文化の違いについてグループごとに自由に話し合ってもらいました。私のグループは、韓国人と中国人、日本人が同席していたので、日中韓の文化の違いについて話し、とても面白かったです。最初に家族の話をしました。韓国では家族の絆が強く、親戚同士とも頻繁に会うのが習慣となっているそうです。中国でも一人っ子政策の背景から、いとこと遊ぶことが多いなど、親戚同士の結びつきが非常に強いとのこと。その話を聞いて、私は「最近、親戚に会ったのはいつだっけ?」と考えてしまいました。「今では冠婚葬祭ぐらいにしか会わないかな」「日本も戦後は助け合って、家族に対する意識が強かったかも?」などの意見も出て、日本はドライだなぁと感じました。

次にお正月の話をしました。韓国も中国も旧暦を大事にしていて、旧暦でお正月を迎えます。中国ではその時期を春運と言って、爆竹や花火を挙げて盛大に祝うそうです。どちらも伝統や文化を非常に大事にしている様子が伝わってきました。話し合いが終わると、各グループで報告をしあいました。他の班からは「神社にあつまるお祭りが韓国にはないので、日本に来たとき不思議に思った」「韓国では大学を卒業するのが遅い、海外で勉強してスキルアップしてから卒業するのが当たり前になっている」という意見が出て、私は驚きました。また、「日本ではいじめや親殺しなどのニュースを度々聞く」「大人は知らない子どもに声をかけない方がよいという話を聞いて、ちょっとびっくりした。」という意見も出ました。お互いの違いをざっくばらんに話すことができて、もっと時間が欲しかったという声があり、嬉しかったです。今回もまた、みなさん会話に夢中になり、お菓子が大量に余りました!しかし、第1回の時に比べて韓国人の参加者が少なかったのが残念です。国籍問わず、いろいろな人と出会え、出会ってすぐに話し合えるのが、ビビンの会の良いところです。日韓交流に関心のある方、スタッフ一同、ご参加を心よりお待ちしております!!!
                                       

                               出席者一同